小説の森を歩く

読んだ本の感想などを、心のままに綴っています。

2018-12-16から1日間の記事一覧

家守綺譚 (梨木香歩)

数年前に一度読み、簡単に言うと「最高」と感じた記憶がある。小説なのだろうけれど、おとぎ話のようなファンタジーのような、それでいて現実的な手触りのある不思議な、でも読んでいると妙に落ち着いた、温かい心持ちになる本だ。 この本の中の好きなフレー…