小説の森を歩く

読んだ本の感想などを、心のままに綴っています。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マチネの終わりに (平野啓一郎)

平野啓一郎著「マチネの終わりに」を読んだ。 この作品は2015年から2016年まで毎日新聞に連載されたもので、昨年、映画化されている。 序文で、主人公の二人には実在のモデルがいることを明かし、その上で著者は「他人の恋愛ほど退屈なものはないが、彼らの…